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Channel: 時計修理工房(有)友輝の修理記録
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20年の蓄積

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まずは品番とシリアルを確認するためにブレスを外すのですが、本体とブレスをつなぐフラッシュフィット(弓管)部分には、20年の間に蓄積された汚れが固着しておりました。

この固着物の正体は、汗や体からの分泌物に空気中の汚れやホコリが混じったものです。
この汚れが汗で溶け出し、ワイシャツ(西日本ではカッターシャツ)の袖を汚すこともあるそうです。

ワイシャツが汚れるだけならまだしも、この汚れは時計ケース本体やフラッシュフィットのサビの原因となるのです。

当社HP↓でも紹介しておりますが、汚れを放置するとステンレスといえどもサビが発生します。
http://www.yuuki-tokei.com/OH_kaisetsu.html

オーバーホールには内部機械の整備だけではなく、こういった汚れを除去するという目的もあるのです。

巷では内部の機械を動くようにするだけで、ほとんど外装の洗浄はせずに「オーバーホール」を謳うところもあるようですが・・

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