ベゼルの塗装が剥げるといっても、前記事の画像のように一度に完全に剥離してしまう事はあまり無く、部分的な剥離が徐々に進行して画像のような状態となります。
塗装が劣化していると、爪楊枝などでちょっとつつくだけで簡単にはがれてしまうので、
前記事の画像は撮影用に全て剥離してみたというわけです。
前記事の画像は撮影用に全て剥離してみたというわけです。
再塗装は外注に依頼しますので、お預かりしたらすぐにベゼルを外して外注先に渡し、その間こちらで内部機械のオーバーホールを進め、修理期間の短縮に努めます。
ステンレス鋼は表面に酸化被膜を形成しますので、元々塗装が難しい素材である事を考慮しても、ここまでの剥離を招いた原因は何なのでしょう?
高湿度や温度差の他、紫外線による経年劣化などが考えられますが、原因を特定する事は困難です。
1990年代中盤以降のものはここまで剥離した例が確認できないので、塗料の質か塗装方法が改善されたものと思われますが、どのような原因を想定して対策を施したのか非常に興味があります。
ロレックスは株式会社では無いので、特許でも公開されていない限りこの改良点に関しては謎です。