結局、最初の見積りどおりの¥34,125が最終的な請求額となりました。
かなりの確証をもって予想は出来ておりましたが、見積り後当社で完全分解しても、状態は非常に良好でしたので、追加の交換部品や加工も発生せず、何ら不安が無い状態に回復させることが出来ました。
お引渡し後2年が経過しましたが、再点検の依頼などはありませんので、順調に動作し、正確な時を刻んでいる事でしょう。
最初の業者さんの見積もりは、たとえ当社では加算されない部品代、工賃が多く計上されていたとしても、何らかの当社とは異なる視点による判断基準があっての見積もりなのだと思います。
実際に作業を行って状態が良好であれば、不要となった部品代や加工工賃は最終的に請求しない、という方針であれば何ら問題は無いのですが・・
ただし、この業者さんに見積り依頼→キャンセル→当社でより安価にオーバーホール、という顛末を迎えた事例はこの1件だけでなく、全く同じパターンが年に数例ある事だけは申し上げておきます。
最初に見積もった業者さんが、安価なオーバーホール基本料金で目を引き付け、来店または現物を配送した後は、お客様の心理としてキャンセルしにくい状況を逆手に取り、不必要な部品代や工賃を上乗せする、という悪しき習慣が当たり前という経営姿勢では無い事を、同業者として切に祈ります。