途中の工程を撮影し忘れたので、いきなり完成の画像となってしまいました。
この作業を行う上で重要なのは、軸を削り取る前に基盤も部品として必ず1つ確保しておく事です。
作業は一発勝負ですから、万一うまくいかなかった場合、または数年後にやはり不具合が発生した場合に、その確保した部品を使用するという”保険”を掛けておくのです。
入荷が大変不安定な部品ですので、簡単に確保分を使ってしまうと、その後に同様な事例があった場合に行き詰ってしまいますからね。
手巻きの感触もスムーズになって復活し、お伝えした注意点を守っていただいたおかげで、5年後のオーバーホールの際に検証しても、ほとんど軸の磨耗はありませんでした。
この作業、実は10年前に行ったものでして、現在ではさらに進化した方法で修復を行っております。
進化した最新修復方法の紹介は次回に。
進化した最新修復方法の紹介は次回に。