幸いにして、湿気や紫外線で劣化しやすいブルー文字盤が無事でしたので、無反射コーティングを剥離し、針を全交換した事で画像のような状態に回復いたしました。
特にオメガ・スピードマスターの場合は仕上げ/研磨作業に費用をかけても、それほどの視覚的効果が得られません。
個人的には、当社オーバーホールのメニューに含まれる本体ケース・ブレスを含めた外装の超音波洗浄を施す方だけで充分だと考えております。
オーバーホール/超音波洗浄完了後、時計を見てのお客様の第一声が「あ~、凄くきれいになった」という事も多いので、その度に仕上げ/研磨はお勧めできないと感じる次第です。
この度のスピードマスターのオーバーホール/部品交換にかかった総費用は以下の通りです。
オーバーホール ¥32,550
ゼンマイ交換 ¥3,675
針交換 ¥12,600
巻き芯交換 ¥2,100
パッキン交換 ¥735
プッシュボタン×2 ¥7,350
合計 ¥59,010
ゼンマイ交換 ¥3,675
針交換 ¥12,600
巻き芯交換 ¥2,100
パッキン交換 ¥735
プッシュボタン×2 ¥7,350
合計 ¥59,010