徴兵されて軍事教練を受けた男子がいる事も多いので、スイスの各家庭には国から支給された自動小銃が「常備」されています。
さすがに弾丸は別所で集中管理され、有事の際にのみ支給されるそうですが、近年まで装弾されたまま、いつでも持ち出せる「発砲可能」な状態で常備されていたそうです。
さすがに弾丸は別所で集中管理され、有事の際にのみ支給されるそうですが、近年まで装弾されたまま、いつでも持ち出せる「発砲可能」な状態で常備されていたそうです。
マッターホルン周辺のトレッキングの際には、日本では見る事の出来ないF-5E戦闘機が、山岳地帯を縫って攻撃してくる敵機を想定した激しい訓練を常時繰り返しているのに目を奪われるとともに、かなり間近を飛行するのに大変驚きました。
日本ではあまり知られておりませんが、時計以上の精密機器である銃火器=兵器の輸出で外貨を稼ぐというのもスイスの産業構造の特徴です。
元々フランスの貴族御用達だった時計製作者が、革命や宗教的な理由でスイスへ移住した結果、精密機械産業が発展するのに伴って銃火器製造産業も発達してきた歴史があります。
時計産業の歴史、世界史、銃火器のあらましなど、それぞれ個別に記述された本を読み解いてシンクロさせると、面白いくらいに様々な事象が起きた理由や、その必然性が判ってきます。
時計産業の歴史、世界史、銃火器のあらましなど、それぞれ個別に記述された本を読み解いてシンクロさせると、面白いくらいに様々な事象が起きた理由や、その必然性が判ってきます。
少し前まで顧客の情報を一切開示せず、マネーロンダリングや世界のブラックマネーの温床となっていると噂されるほど、徹底した秘密主義を貫いていたスイス銀行協会なども、一般的にクリーンなイメージのあるスイスの印象とは対極にあるといえます。(最近は相当変わったようですが)
本来独占禁止法に抵触しかねないような事なのですが、最近の主流となりつつある「修理用部品を一切外部に販売しない」という時計メーカーの姿勢からも、スイスという国の本質の一部が垣間見えます。
西欧のことわざで “So do the Swiss”という言葉があるそうです。
これは「言う事は美しく、行う事は悪どく」という強烈な皮肉の意味が込められているのだそうです。
これは「言う事は美しく、行う事は悪どく」という強烈な皮肉の意味が込められているのだそうです。
このところ、テレビや新聞等のマスメディアで報道された事が現実と異なっていた、という事態が相次いでおります。
これからも、このブログでは実体験に基づき、雑誌やインターネット等も含め、一般的に流布しているのとは異なる事実や、独自の見解を積極的に述べてゆきたいと思っております。